ダイビング講習行ってきました

  • 2013-10-16
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ダイビングインストラクター 金島先生の手

公式メルマガ2013年10月16日号より)

こんにちは、吉永賢一です。

先日、ダイビング講習に行ってきました。

都内のジムのプール講習です。

行く前は、ちょっと義務感があって、

「だって、これ行かないと、
資格取れないし・・・」

みたいな感じだったのですが、

行ってみたら、メチャ楽しかった!!!

ということで、
相当いろいろな気づきを得ました。

記憶がフレッシュな内に
お伝えしたかったので、
さっそく、こうしてメール書いてます。

「経験が広がる」っていうことは
本当に本当に大切なことだなー

と、またまた、痛感しました。

1日で一気にやるタイプの講習だったので、
午後2時半くらいから、
午後8時くらいまで習いました。

身体は疲れたけど、
楽しかったし、緊張していたので、
時間があっという間に経った!

ぼくにプール講習を強く勧めてくれた人は
過去にいなかったのですが、

「いや、これは、みんなに勧められるな」

と、ぼくは感じました。

低リスクで、それほど高価格でもなく、
新しい経験ができるので。

行く前は、そんなに気乗りがしていなかったのに、
単純に、すぐに気持ちが切り替わりました。
(ぼくの場合)

もちろん、行ってみて、

「つまんねーなー」

って思う人もいると思いますよ。

でも、ぼくには、相当楽しかったわけです。

では、ぼくがどんな「体験」をしたのか、
書いてゆきますね。

まず、はじめ、水深4mのプールを見て
ビビった。

ふつうに怖いんですね。

で、ぼくは、水に対する恐怖があるんです。

(アメブロでも、
鼻に水を通す練習をしていた記事が
あったと思います。

ぼくは、鼻に水が入ると、軽いパニックが出たからです。)

4mのプールって、

「これ、落ちたら、どうするの?」

みたいな感じです。

それで、バルブ? タンク? の中身の空気の
香りチェックみたいな実習をして・・・

ここでの学びは、

「言語の無意識的習得」

です。

ぼくが教わったのは、

Y.S.S.マリンクラブ(0120-716-373)の
金島先生なんですが、

※冒頭の写真は金島先生の手。顔は写真NGとのことなので。

金島先生の教え方は、

1:注意のコントロールを伴う実演&説明
3:生徒がやる&レビュー(稽古)

この繰り返しっていうスタイルで、
少し複雑な場合は、この前にメンタルリハーサルが入ります。

ということで、「教え方」のスタイル自体は、
とてもオーソドックスです。

(最近ぼくのコンテンツに触れ始めた人は、
これだけの説明だけだと、良くわからないかもしれないですが、
これらは、ぼくが「教え方」の基本として出しているスタイルのひとつです。)

それで、スタイルは基本的ですが、
ぼくが、いわゆる「勉強」を教えるときとの大きな「違い」は、

「用語暗記を伴わない」

ということです。

これは、直後にペーパーテストがないことも関係していると思いますが、
用語暗記を意図していない教え方なので、
ぼくは今でも、用語がよくわからない。

器具の名称とか、よくわかりません(笑)

ただ大切なことは、それでも、

「言われていることの意味がわかる」

っていうことです。

なぜなら、目の前で実際にやっているのを見ているから。

これが、言語習得上のこととして、
すごく印象に残ったわけです。

なぜなら、ぼくは今英語のセミナーをやっていて、

「言葉の習得」

に特に関心があるからです。

・単語がわからなくても、意味は分かる
・でも、無意識は聞いている

っていう体験ですよね。

日本の英語学習者は、こういう体験が、
驚く程少ないですよね!

英語の教授法でも、
色や長さが違うバーを組み立てるのを
英語で指示する方法とかあるのですが、

そんなことを連想したことでした。

「こんな単語も知らないのか!」

じゃなくて、

「単語なんか知らなくてもOK。
どれだかわかればOK」

っていう態度ですね。

ここから入って、後で本とか見て単語覚えればいいわけだし。

ダイビングを教わりながら、
「教え方」のステップとか詳しく見ている人って、
あまりいないと思うんですが、
まあ、そこは、ね。ぼくの職業柄。

そこに強い興味が向くわけで。

ぼくにとっては、ここもすごく面白いところでした。

そして、金島先生がおっしゃるには、
ダイバーは、

恐怖 と 興味

の葛藤を体験するのだと。

確かに。

ぼくは、4mのプールに恐怖したけど、
「もぐってみたいな・・・」っていう興味もあった。

これは正に、人生と同じ。

未知の世界への恐怖。将来への恐怖。

でも、興味もある。だから行くんだ。

それで、少し叙述をすっとばすのですが、
ボンベを背負って、プールに潜りました。

まずは、浅い方のプールです。水深1mくらい?

そして、スーハーするマスクみたいのを
口にあてて潜る。

このとき、どうやって呼吸するのか、
説明がなかったんですよね。

だから、ぼくは水に潜って息を止めてた。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^
当然、苦しくなるわけですよ。だって、息を止めてるわけだから。

「でも、さすがにこれはおかしい・・・よな?」

と思い、息を吸ってみると、
地上よりも強い圧力で口に入ってくる!

という感じで、どうやって吸って、どうやって吐くのか
わからなかった。

で、少し軽いパニックが出たのがわかりました。

そんなことをやっているうちに、
浮上のジェスチャーが出たので、
浮上。

と言っても、50cmくらいだと思うけど。浮上。

そして、先生に聞きました。

「呼吸って、どうするんですか?」

そうしたら、先生の答えがふるってた。

「今の、それですよ」

要は、地上でふつうに呼吸するように、
自然に呼吸するのが一番とのことです。

なるほど。

まあ、こう聞いて納得したんですけれど、
はじめ水中では
できなくて、パニックが出るんですね。

ぼくにとっては、ここが最大の学びだった。

ぼくは、「心の使い方」に相当な関心を持っているわけです。

ですから、自分で自分の心をウォッチしています。
情報を取るために。

ところが、水中だと、
パニックがすぐにわかる。

呼吸のみだれ、焦りが、すごくよくわかります!!!!!

これは、ぼくみたいに、

「心をウォッチしている」

種族にとっては、顕微鏡のようなものですよ。

何このフィードバック!! わかりやすい!!

そんなわけで、心の平静を練習するのに、
やばいくらいにわかりやすい環境じゃないの。

と感動したわけです。

で、4mのプールに潜ってゆくわけですが、
このときも、もちろんパニックが出ました。

だって、怖いし、はじめてだし。

そうしたら、

「リラーックス」

って思って(心の中で言葉に出して)、

呼吸して、ボンベから空気が吸えることを確認する。

「ほら、別に大丈夫。本能的に恐怖するかもだけど、
大丈夫な道具と一緒にいるから」

と自分に言い聞かせる。

これは、反応的な感情が出た後に、
理性の言語で介入するっていうやつです。

それで。

またもや来た学び!

ちょうど前日の家庭教師で、

「人が息苦しさを感じるのは、
血中二酸化炭素濃度の上昇による」

っていう過去問を解いていたんですよ。

横市医だったかな?

それで、プールに潜ってしばらくすると、
息苦しくなってくるわけです。

すると、何をすると思いますか?

ぼくは、空気を「吸う」んです。
^^^^^^^^^^^^^
なぜ? 苦しいから!!

でも、「知っている」んですよ、
知識としては。

「息苦しいのは、血中の二酸化濃度の上昇による」んだって。

なのに。それなのに。

ぼくの身体の自然な反応は、
酸素を求めて「吸う」んです。

そうすると、どうなるか。

もっと苦しくなる。

ぼくは、「ダイビングに向かない身体」なんじゃないかって
思うくらいです。

富士山に行ったときに、
酸素不足でガンガンの頭痛になった経験も
影響していると思う。

ですが、こんな理不尽な思い
(「自分はダイビングに向かない身体なのでは?」)も出ましたが、
またもや理性の介入。

「吐くんだよ」

血中二酸化濃度を下げたいんだから、吐くんだよ。

ぶくぶくぶく。

これは、身体の自然な反応と逆です。

正直、吐くのは怖い。

もっと苦しくなる気がする。

でも、医学知識を信じるんだ。吐こう。
どうしてもダメなら、先生が救出してくれるさ。
だってここプールだし。生徒3名に先生1名だし。

で、吐いていると・・・

苦しさがなくなってきました。

これが、またもや、相当大きな「学び」でした。

「知って」ても、身体はそういう風に動かない。

頭の知識と、身体の知識は、
直接はつながっていない。

でも、頭の知識をリーダーにして、
身体の知識をリフレッシュするっていうことが
できました。

うーん、ダイビング、おもしろすぎるぞ。

それで、こんなことをやって
プールから出ると、

「地上には空気がある」

ことが、実体として体験できた。

実は、これまでは、ちょっと「(頭の)知識」寄りでした。

地上に空気があるっていうことは。

富士山頂付近で、「空気が薄い」ことは体験したけど、
水の中だと、本当に呼吸できないので。

「ない」を体験したから、「ある」が体験になった。

すると、地上にいる時、いつも世界が違う。

前とは違う。空気の存在を感じることができる。

新しい視点で体験しているからです。

だから、ぼくの世界は変わった。これもすごい。

という感じで、すごく楽しかったし、
学びも多かったです。

もちろん、単純に、
水の中で運動するっていう、
そういう肉体的な喜びもありました。

運動すると、すっきりするよね。

そういう喜び。

プールに5時間くらい? 途中休み時間はあったけど、
それくらい潜っていたのも、たぶん初めてです。

というわけで、ダイビング講習初体験でした。

今度は、三宅島に海洋講習行ってきます!

吉永賢一

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